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『知ってほしいな里親制度』

10月は里親月間です!里親制度についての理解を深め、制度の普及や里親委託を促進するために10月24日(金)〜10月31日(金)まで、千葉市生涯学習センター1Fアトリウムガーデンにて啓発パネル展示を開催中です!

里親の『こどもたちはどんな暮らしをしているの?』をテーマに、こどもたちの目線で里親制度についてわかりやすく写真や絵で説明しています。関係図書やお子さまも楽しめるものを用意してます!

ちばこどもおうえんだんもパネルを展示しています。お誘い合わせの上、是非お子さまとご一緒にお越しください♪

クラウドファンディング「こども・若者未来基金2025」開始しました。

今年も2025年10月17日より、クラウドファンディングプロジェクトが開始しました。
目標金額は200万円ですが、All in方式を採用しているため達成は確定されております。
寄付金控除の対象にもなっており、児童養護施設見学会のリターンがあるコースもございます。皆様からのご支援をお待ちしております。

こちらからプロジェクトページに飛べます。

第5回ちば社会的養護関係者フォーラム ご報告

10月18日(土)14:00~16:30

千葉市美浜区ボランティアセンター活動室(参加者27名)

フォーラムの開催も5回目となりました。「こども真ん中社会」を国は方針として掲げ、そのための施策もいろいろ打ち出されています。しかし「真ん中」から遠いところにいるのでは、と思われる社会的養護の子どもたち、その生活・権利・未来を守っていくのは、同じ時代を生きる大人の責任である、という考え方のもと、わたしたち「こどもおうえんだん」も活動を続けています。

そんな思いの中で、属する施設や制度は違っても、社会的養護の子どもたちと向き合っている大人たちが集い・話し合い、どうしたら子どもたちの権利を守ることができるのか「こども真ん中社会」をつくることができるのかを、こどもおうえんだんが事務局となって話し合う場を作ってきました。

今回のメインスピーカーは「児童養護施設房総双葉学園」の職員で主任を務めておられる後藤弘実さんと、同じく房総双葉学園で里親支援専門相談員をされている田尻望さんです。お二人に、フォーラムの呼びかけ人の一人である「自立支援ホーム みんなのいえ」ホーム長の小倉淳さんが質問を投げかける形でお話は進みました。房総双葉学園は、御年68歳(設立68年)!、その中で30年務めておられる後藤さんから、学園の変遷や今の様子、そして田尻さんからは、最初勤めておられた幼稚園で房総双葉のお子さんを受け入れた当時の様子、など、とても興味深いお話を伺うことができました。

当初は、泊まり込み18時間断続勤務という、今では考えられないような勤務形態。現在は、当たり前のことではありますが「職員」は「仕事」として「勤務」がよりはっきりとして来ています。

また、施設の大きさも大舎制⇒中舎制⇒小舎制、そして地域分散化と、より家庭に近い形へと変化してきています。子どもと大人の距離が近くなったことはいいが、子どもから直接いろんことを投げかけられる大人にとっては少ししんどい・・・大人がどう応えていけるのか、それは課題、とのことでした。

第2部で、様々な施設の職員、里親さん、支援機関の方たちが、それぞれの思いを語り合うグループ討議。制度や施設の枠を超えているだけでなく、キャリアも違っている人たちの集まりで、経験の浅い職員の方からのお悩み事に、社会的養護の経験豊かな人たちからのアドバイスが多くあったようです。

とても貴重なお話をしてくださった、後藤さんと田尻さんに、改めて感謝!

次回は2026年1月24日開催予定です。

【左から 田尻さん 後藤さん 小倉さん】



【会場の様子】



こどもの虐待防止オレンジリボンキャンペーン 第9回 ちばこどもおうえん広場2025 開催(11/2)

コロナ禍で、子どもたちへの「遊びの広場」は少しお休みしていましたが、昨年より復活。今年は「体をつかっていっしょにあそぼう!」を開催します。

色おに 震源地(しんげんち)はどこだ? なりきりかくれんぼ だるまさんがころんだ ジェスチャー伝言ゲーム等々、「おおまくん」こと大澗弘幸さん(

表現遊び講師。子どもたちと多彩な遊び会を展開中)指導のもと、おもいっきりきぼーるアトリウムの中で遊びます。

午後は、若者たちの声を聴く「こども・若者によるトークセッション」です。登壇する6名の若者(ファシリテーターも含めて)のうち、3名は「こども・若者未来基金」からの給付を受けた若者たちです。「基金」は彼らの暮らしをどのように応援できたのでしょうか。そして彼らは、今、何を思い、そしてこれからどうしたいと考えているのか、そんなみんなの気持ちを聴いてみたいですね。

★ちばこどもおうえんだんは、開催当初から実行委員会の事務局として開催を応援しています。

2025年度案内チラシはこちら【PDF

2024年度報告書はこちら【PDF

2025年度シンポジウム第1回 報告

2025年10月2日(木)10:00~第1回シンポジウムは、柏アミュゼににて

2024年度に「こども・若者未来基金」から給付した若者の伴走者さんのお話を聞きました。(47名参加・関係者含む)

里親さんから

お一人は千葉県登録の養育里親さん。里親になって2年半、里親になるきっかけは、都内でのボランティア活動の中で児童養護施設の子どもたちと接する機会があったこと。現在は18歳になる里子さんを養育中。里子さんはこの春から専門学校に通学されています(入学の際に基金から「まなびサポート」を給付)。16歳で里親宅に来たときは(今もそうですが・・・!)とってもシャイで、食事を始めるときもなかなか「いただきます」といえず、そのまま座っていることもあったとか。里親さんの明るい雰囲気と、また里親さんのご実家のサポートも受けながら、良い関係が作られていることが垣間見えました。

施設の職員さんから

もうお一人は、児童養護施設成田学園の職員の方。こども・若者未来基金から成田学園の若者には、これまで3名の給付実績があります。2024年度給付の若者だけでなく、これまでの方の「その後」の様子も聞くことができました。

最初に給付した方は、無事大学を卒業し就労を継続中、また一昨年、就労し一人暮らしを始めるための「くらしスタート」を給付した方は、いろいろ悩みながらも仕事を続けている、昨年度の方は残念ながら就労継続ならず、現在支援団体からのサポートを受けながら次に向けての準備中、とのことでした。

成田学園の始まりは明治19年、千葉感化院として千葉県の仏教団体が旧千葉町に設置したもの。その後明治21年に成田山新勝寺が事業を引き受け、明治42年に成田市に移転。戦後の昭和22年よりは養護事業として戦災孤児たちを受け止め、児童福祉法に基づく児童養護施設として現在に至っています。令和3年に小規模化に対応した新園舎が完成し42名の子どもたちが生活しています。

お二人の言葉から・・・

里親さんになろうと思ったきっかけは、ボランティア活動の中で出会った社会的養護の中で暮らすお子さんから「ママになってくれる?」といわれたこと。

施設の職員になったのは、施設研修に行ったときに「また来てね」といわれたから。子どもたちとの出会いが、今のお二人を創ったのですね。『出会いに感謝!』

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